医療法人社団康心会 康心会汐見台病院は、ふれあいグループの病院です。

医療法人社団康心会 康心会汐見台病院

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患者様向け情報

診療科案内

消化器外科(内視鏡)

診察開始時間

午前9時~/午後2時~

外来受付時間

午前8時30分~午後12時/午後1時30分~午後5時

診療内容・特色

内視鏡検査は、胃がん・大腸がんの早期発見になくてはならない検査です。また、胃潰瘍等の診断にも有効な検査です。

がんは早期発見・早期治療が重要です。健やかな毎日のためにも定期的な検査をお勧めいたします。

大腸内視鏡検査は大腸を観察するために大腸専用の内視鏡を肛門から挿入し、大腸内部に発生したポリープや炎症、がんなどを診断する検査です。大腸がんは近年増加しており、女性の死因第1位にとなっています。

早期発見のためにも検査をお勧めします。

胃カメラ検査でわかること

日本人に多いと言われている胃がんや喫煙者・アルコール多飲者に多い食道がんといった悪性腫瘍から、胃潰瘍、逆流性食道炎等の疾患の診断にも有効な検査です。

大腸カメラ検査でわかること

大腸とは約2mの長さがあり、結腸と直腸肛門から構成されています。小腸で消化吸収された残りの腸内容物を、水分を吸収しながら大便に加工するところです。

大腸粘膜のあるところではどこにでもがんができます。日本人ではS状結腸と直腸が大腸がんのできやすいところです。年齢別にみた大腸がん(結腸・直腸・肛門がん)にかかる割合は、50歳代付近から増加し始め、高齢になるほど高くなります。そのため、40歳を過ぎた方は大腸がんの検査をしたほうがいいでしょう。

大腸がんは最初はポリープの形で出てくるものが多く、ある程度のサイズになると中にガン細胞がまじってきて、いつか、全部がガン細胞に置き換わるという経過をたどります。

ですから早期発見が重要となります。ポリープの段階で取ってしまえばいいのです。その意味で、大腸内視鏡検査と治療はとても有効な方法です。

こんな症状の方は内視鏡検査をお勧めいたします

  • 胸焼けがする
  • 血縁者の中に胃がん、大腸がんの人がいる
  • 吐き気、胸焼け
  • 黒い便が出る
  • みぞおちの痛み、胸のつかえ感
  • 飲酒量が多い
  • 便潜血検査が陽性だった
  • 喫煙者
  • 便秘と下痢を繰り返す
  • 便が細くなった
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大腸内視鏡検査のすすめ

「便潜血検査」を受けたことがありますか? これは大腸がんの発見を主な目的とした検査です。大腸 がんがあると便ががんの表面をこすって血が混ざることを利用して、便に血液が潜んでいないかを調べます。陽性なら大腸がんかもしれない、というわけです。 多くの医療機関や市区町村の保健所でも「捨てるウンコで拾ういのち」などのキャッチフレーズで、検査受診をすすめられていると思いますが、大腸がんを見逃さないため に、ぜひ「便潜血検査」を受けましょう。
大腸がんは、近年増えています。とくに女性では2003年、胃がんを抜いて、がん死亡の第1位になりました。大腸がんの原因ははっきりとはわかっていま せんが、食事の欧米化などが原因といわれています。とくに、ソーセージやウインナーなどの加工肉のとりすぎや、多量の飲酒、肥満などが、がん発症の誘因に なると考えられています。
では、便潜血検査で陽性になったら、どうしたらいいのでしょう。「私も大腸がん!?」と不安で眠れなくなる人もいるかもしれません。でも、あわてることはありません。

「便潜血検査」で陽性になるのは、検査を受けた人の約7%です。そのうち、本当に大腸がんが見つかるのは、陽性の人の3~4%程度です。
つまり陽性の人でも95%以上はがんではないのです。良性のポリープ、痔や他の病気、あるいは何も問題がない場合が大多数です。お腹をこわしたとか、便 秘がちで便が固く、大腸の壁をこすっただけでも陽性になることがあります。
しかし「95%以上が問題ないなら、自分もきっと大丈夫だろう」と考えて何もしないのは禁物です。大腸がんは症状がないごく早期のうちに発見し適切な治 療を受ければ100%に近い確率で治りますが、放置すれば、治るはずのがんを進行させることになりかねません。
便に血が混ざっていると一目でわかる、便が細くなった、お腹が痛い、便が出にくいなどの症状が現れたときは、進行がんのことが多いので、無症状のうちに発見し治療することが重要です。
「便潜血検査」で陽性の人が精密検査を受けた場合、受けなかった人たちより生存率が平均5倍も高いという研究結果もあります。
陽性の結果が出たら、検診を受けた医療機関や、最寄りの一般内科、外科、消化器科、慢性疾患で通院中のかかりつけ医などを受診するようにしましょう。受診後、専門の医師を紹介されたり、その場で大腸の精密検査を予約することになります。
なお、便に血が混ざっていると一目でわかる場合は、便潜血検査を受けることは意味がありません。特殊な対応を必要とする場合があると思いますので、すぐに外科、消化器専門の医師の診察を受けてください。

★内視鏡検査をすすめる理由

大腸の精密検査は主に2つです。
□内視鏡検査:大腸に内視鏡を入れ、内部を直接のぞく検査
□注腸検査:大腸にバリウムを入れ、ふくらませたところをX線で撮影する検査
 いずれも検査前は腸の中をきれいにする必要があるため、検査を受ける人は検査前日・当日と、食事などの制約を受けると思います。とくに内視鏡検査は、腸 をきれいにするためのお水を大量に飲み、下剤も数回服用します。当日は朝から絶食ですから、お腹もすいてたいへんです。
 しかしせっかく検査を受けるなら、当院では迷わず内視鏡検査をおすすめします。注腸検査は大腸検査の主流を占めてきた歴史ある検査ですが、小さい異常は見え ないし、平らな形のがんなどは発見しにくいのです。内視鏡は直接中をのぞくため、よく見えるカメラを使えば、異常を発見する上でより優れているのが現状です。
 また、注腸検査で異常が見つかれば、結局内視鏡検査をすることになります。それなら、はじめから内視鏡検査をした方が検査を受ける人にとっても負担が軽いのではないでしょうか。

★侮ってはいけない痔

もうひとつ、「便潜血検査」が陽性となりやすい病気に、【痔】があります。
もし痔を自覚している人は、内視鏡検査を受けてください。「便潜血検査」で血が混ざっていても“きっと痔のせいだ”と思っていると、痔の影に大腸がんが隠れ ていたというケースも少なくないからです。定期的に内視鏡検査をおこないましょう。
「切れ痔」「いぼ痔」「痔ろう」など、痔にもいろいろありますが、大腸とお尻が肛門以外の場所で貫通してしまう痔ろうは治りにくく、細菌感染をおこしてひどくなることがあります。恥ずかしがらず、外科、消化器科などを受診しましょう。

★症状がなくても検査をすすめる理由

症状がなくても、がんなどの疾患を見逃さないために、次のような方は検査をおすすめします。
・貧血を指摘されている
・体重が急に減った
・バリウムによる胃の検診で異常を指摘された

★定期的な検査をおすすめする場合

これらは再発することがあります。治ったと言われていても再発を見逃さないために次のような方は、定期的な検査をおすすめします。
・大腸がん、大腸ポリープを治療したことがある

がんは早期発見が重要です。この他にもがんになった家族がおられる方、飲酒、喫煙習慣のある方も検査がすすめられます。
一般的にがんの早期発見のためには40歳を過ぎたら定期的に検査を受けることがすすめられます。

担当医師紹介

杉森 慎Makoto Sugimori

非常勤

専門領域

  • 消化器

資格

  • 日本内科学会認定医

日暮 琢磨Takuma Higurasi

資格

  • 日本内科学会総合内科専門医
  • 日本内視鏡学会専門医/指導医
  • 日本消化器病学会専門医
  • 日本消化管学会胃腸科認定医/指導医
  • 日本肝臓学会専門医/暫定指導医
  • カプセル内視鏡学会専門医

小林 貴Takashi Kobayashi

非常勤

資格

  • 日本内科学会認定内科医
  • 日本消化器病学会専門医
  • 日本消化器内視鏡学会専門医
  • 日本肝臓学会専門医